Apple Lightning USB-Cケーブル 1m/MK0X2AM/A
- 出版社/メーカー: アップル
- 発売日: 2016/03/23
- メディア: Personal Computers
- この商品を含むブログを見る
iPhone 8/8 Plus/XやiPad Pro(12.9インチ及び10.5インチ)がUSB PD(Power Delivery)による急速充電に対応し、Type-C環境も整ってきて、ユーザーも増えてきたのがAppleのUSB-C - Lightningケーブル。
ただ、このケーブルの価格は1mで税抜2,800円と高く、サードパーティの安価なケーブルはこのブログを書いている時点ではMFi認証プログラムが開始されていないため完全な互換品が存在せず、USB PDによる急速充電対応を謳う製品は存在するものの認証品ではありません。
そもそもPD対応のiOSデバイスは持っていない(メインはAndroid機ですし)ので、じゃあMFi認証品が出るまで使うか分からないけどPD対応を謳っていない超安いケーブルでも持っておこうかなと。
それで探していたらeBayで200円台だったUSB-C to Lightning Cable(1m)を見つけ、あまりの安さで不安になるも、常用しないしこれでいっかと注文してみました。
到着したケーブルがこちら。
もうこれ純正品じゃね?ってくらい似てます。
ケーブルだけでなく包装も似てる。
純正のLightning to USBケーブルと比較
右が今回購入したケーブル。
接点部に僅かな違いが見られ、若干コネクタに丸みがかかっていますが、よく見れば分かる程度でほぼ同じですね。
ただ、純正のUSB-C to Lightningケーブルは通常のType-Aのケーブルからコネクタが大型化し、ケーブル径も太くなっているので、この点は純正品と大きく違いますね。
今回はテストとしてUSB PDに関係ないデスクトップPCのUSB3.1 Gen.1 Type-Cポート(マザーボードはMSI H270M MORTAR ARCTIC)に接続して急速充電非対応のiPadを接続しました。
結果は同期は可能も充電は不可能でした。
充電できないのはまあ予想通りですね。
iPadの充電器は2.4Aですし、実際は2A未満でも充電できると考えても、Type-Cの規格上は接続するデバイス側がType-Cでないと最大1.5Aですが、その1.5Aを要求するのとは別の方法でiPadは電流を要求しているはずなので、充電できる電流は供給できないのでしょう。おそらくは0.5Aが最大なのかな?
充電器の中にはAppleの2.1A機器に対応したType-Cポートを持つ製品が存在するかもしれませんが、PCだと少ないでしょうし。
ただ、1.5Aという制限については、USB PD対応のiPadだとType-Cデバイスと同じく、USB PD非対応Type-C機器の上限である3Aを要求できるのかもしれません。
前述の通りPD対応のiOSデバイスを持っていないので、PDによる急速充電に対応しているかは判断できません。
Lightningケーブルの場合は異なるかもしれませんが、対応するのにeMakerと呼ばれるチップが必要で、このように安価なケーブルではコスト面で搭載しない場合も多いですし、従来のケーブルと同じサイズというのは搭載するスペースを確保していないという事で、非対応というのが私の予想です。
が、商品ページに“You can also use the cable with an Apple 29W USB-C Power Adapter to take advantage of the charging feature on the 12.9-inch iPad Pro.”という記述があり、これが急速充電を指している可能性もあります。
さいごに
このような非認証のケーブルは今後のiOSアップデートで排除される可能性もありますが、200円台ととても安価なので、iOSデバイスをお持ちの方は試してみてはいかがでしょうか。