今回は旧型の511 Power Bank (PowerCore Fusion 5000)との比較を中心にレビューしていきます。
目次
外観
細長い形状の本体で写真では手前にUSB-Cポートとストラップ、奥にはコンセントプラグがあり、高出力の充電器くらいのサイズ感でしょうか
旧型との比較
横に並べると長さが旧型の113 mmから78 mmへと35 mmも短くなっており、かなり小型になっている印象を受けます。
USB-Cポート方向から見ると右側の旧型が正方形なのに対し、左側の新型は長方形をしています。
これによってパッと見でも新型は大型化したような印象を受けます。
数字で比較してみると
新型(PowerCore Fusion 30W) | 旧型(PowerCore Fusion 5000) | |
サイズ | 約78 x 44 x 31 mm | 約113 x 30 x 30 mm |
重さ | 約185 g | 約170 g |
となっており、重さは15 g増加しており体積も若干ですが増えているため、持ち運びやすさ収納しやすさでは旧型に軍配が上がるかなといったところ。
ですが、旧型はコンセントプラグの位置が悪いという欠点があります。
特にUSB充電器として利用する際には、本体とUSBケーブルがコンセントから両方向に伸びてスペースを占有するというかなり使いづらい位置になっており、これが今回の新型の発売に繋がったものと思われます。
なので、新型が大型化したのも使いやすい位置にコンセントプラグを付けるためと考えれば納得できるかなと。
ちなみにカラーバリエーションは6種類もあります。
スペック
入力
AC入力 | 100V - 240V ~ 1.5A, 50-60Hz |
USB-C入力 | 5V = 2.1A |
出力
急速充電器として使用時 | USB-C出力:5V = 3A / 9V = 3A / 15V = 2A / 20V = 1.5A / 10V = 2.25A (MAX 30W) |
モバイルバッテリーとして使用時 | USB-C出力:5V = 3A / 9V = 2.22A / 10V = 2.25A (MAX 22.5W) |
バッテリー容量
5000mAh |
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コンセント利用時には旧型で最大20Wだった出力が最大30Wへと強化されており、MacBook Airや一部のノートPCも充電可能となり汎用性が大きく向上しています。
また、スペックにはありませんがPPSに対応しており、Samsung Galaxyの超急速充電やGoogle PixelのPPS充電も利用できるため、その2機種をはじめとしたPPS充電対応スマートフォンのユーザーにもオススメできます。※公称スペックにはないため変更される可能性もあります
モバイルバッテリーとして利用時にも出力が22.5Wへと向上していますが、これはHuawei SuperCharge利用時のものなので、USB PD利用時は変わらず20Wのままです。
あと変わったポイントとしては本体へUSB充電できるようになったのが挙げられます。
これによってUSBコンセントしかないカフェや、車内のような環境でも充電が可能になるため、完全にUSB充電器とモバイルバッテリーの“Fusion”と呼べる仕様になっていると思います。
モバイルバッテリー利用時でも本体とスマートフォンなどを繋ぐだけで充電が開始される仕様で、本体のボタンを押すと4つあるLEDランプが光ってバッテリー残量を確認できるようになっています。