Chromecastの有線LAN化に悩んだ話
Chromecast with Google TVの有線LAN化についてはこちら
はじめに
普段第2世代ChromecastとGoogle Home Miniを組み合わせて利用していて、音声でテレビの電源を操作していたのですが、
自分「ねえGoogle テレビつけて」
Google Home「(Chromecast)が見つかりません」
となることがたまにあり、Chromecastのネットワーク接続を安定させるために有線LAN接続へ変更してみることに。
買うもの
ここで必要になってくるのがイーサネットアダプタなのですが、まず最初に候補となる純正品はACアダプタ一体型で、折角のUSB給電という汎用性が活かせません。
また、Chromecast Ultraには標準で付属しているものの、そもそもこのブログを書いている時点で公式のGoogle Storeではイーサネットアダプタ単体での販売ページが消えており、入手手段が限られるのも面倒です。
そこで思い付いたのが、Fire TV用のイーサネットアダプタを流用できないか?という事です。
サードパーティ製だとChromecastとFire TV両対応のイーサネットアダプタも販売されており、恐らく特殊な仕様ではないので流用できるのではと予想できます。
こちらだとUSB給電もそのまま活かせますし、自宅ではFire TV Stick 4Kも利用しているので、最悪使えなくてもFire TVに繋げばいいやと思いとりあえず注文しました。
接続してみる
ChromecastはFire TVと同じくMicroUSB端子なので、イーサネットアダプタはそのまま挿すだけで繋げます。
アダプタにはMicroUSB端子(右)とイーサネット端子(左)があります。
前者には今まで接続していたUSBケーブルを、後者には新しくLANケーブルを接続することで簡単に導入ができます。
ここまで繋いだら電源を入れますが、残念なことにChromecastは画面上に有線LAN接続だと分かる情報は表示されません。
ただ、LANケーブルを抜くとWi-Fiに接続していますと表示されるので、有線LANに接続されているとは予想できます。
また、AndroidのGoogle Homeアプリの設定画面を無線LANと有線LANで見比べると、無線LANでは表示されていたWi-FiのSSIDが、有線LANでは項目ごと消えているのが確認できました。
更に無線LANルーターの無線機能をOFFにしてもキャストできたので、とりあえずこのアダプタで有線LAN接続はできるということで良さそうです。
他の方法
純正やAmazonのイーサネットアダプタ以外にも接続する方法は幾つかあり、自分も選択肢として考えていたので備忘録的に書き残しておきます。
1
中国UGREENのイーサネットアダプタ。
USBケーブル一体型なので別でUSBケーブルを用意する必要はありませんが、ケーブルが少し長めなのでTVのHDD接続用USBポートから給電する用途だと少し長いかも。Amazonイーサネットアダプタより少し安め。
Google Home Miniにも対応しているのが面白いところで、試しにAmazonのイーサネットアダプタもGoogle Home Miniに繋ごうとしたものの、コネクタが大きく干渉し断念。
2
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電源線だけが別の端子に繋がるMicroUSBのOTGアダプタと、普通のUSB Standard-Aのイーサネットアダプタの組み合わせ。
OTGアダプタを使う方法はFire TVだと有線マウス・キーボードやUSBストレージが使えて便利なところがありますが、Chromecastでは特にメリットは無なそう。1000BASE-T対応のイーサネットアダプタと組み合わせれば高速化する可能性もありますが、Chromecastに100BASE-TXより上は必要なさそうですし、そもそもドライバが非対応かも。
まとめ
ChromecastとAmazonイーサネットアダプタの組み合わせはUSBケーブルの長さを自由に選べるなど、スマートに配線できるのがメリットですね。もちろん想定されていない使用方法で保証はないことに注意が必要ですが、Chromecastを有線LAN化する際の参考にしていただければと思います。