Fire TV Stick と Fire TV Stick 4KでDAZNの画質は変わる?
Fire TV Stick 4K - Alexa対応音声認識リモコン付属
- 出版社/メーカー: Amazon
- 発売日: 2018/12/12
- メディア: エレクトロニクス
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普段DAZNをテレビで視聴する時はFire TV Stickを使用しているのですが、少し画質に不満があり、Fire TV Stick 4Kへと買い換えればHDコンテンツであるDAZNも処理能力の差で高画質化するのではないか?と思ってFire TV Stick 4Kを購入しました。
スペック比較編
まずはFire TV StickとFire TV Stick 4Kの違いを表にしてみました。
Fire TV Stick | Fire TV Stick 4K | |
---|---|---|
価格 | 4,980円 | 6,980円 |
プロセッサ | クアッドコア 1.3GHz | クアッドコア 1.7GHz |
メモリ | 1GB | 1.5GB? |
ストレージ | 8GB | 8GB |
解像度 | 最大1080p | 最大2160p |
HDR-10 | 非対応 | 対応 |
オーディオ | Dolby Audio | Dolby Atmos |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac対応 | 802.11a/b/g/n/ac対応 |
保証期間 | 90日 | 1年 |
このように4Kへ対応するためプロセッサの周波数やメモリ容量がアップしているほか、保証期間が1年になっているのも地味に嬉しいポイントかもしれません。
並べると上が4Kですが少しだけ大きくなっています。
DAZN視聴編
実際にDAZNを再生している画面を撮影して比較していきます。
・Fire TV Stick
・Fire TV Stick 4K
・Fire TV Stick
・Fire TV Stick 4K
結果としては表示の揺らぎ程度の差はあれど画質はほぼ同じという事になってしまいました。
ではDAZNを視聴するのにFire TV Stick 4Kは不要か?となると、そうでもありません。
今回は画質比較のためにライブ配信後に見逃し配信されたコンテンツを視聴していたこともあり、画質がある程度安定していたのですが、実際ライブ配信の動画を視聴していると私の環境ではFire TV Stickだと画質低下が発生しやすかったところ、Fire TV Stick 4Kではそれがほぼ無くなりました。
まとめ
結果としては画質の向上はありませんでしたが、画質が低下しづらくなるという効果はありました。
それ以外にもアプリ起動のレスポンスなども向上しており、最初のFire TVとして買うならFire TV Stick 4Kがおすすめですが、6,980円という価格なのでFire TV Stickから買い換えるかは判断は分かれそうですね。
買い換える前に通信環境を見直すため、まずは有線LAN接続が可能な1,780円のイーサネットアダプタを購入してみるのも良いかもしれません。
- 出版社/メーカー: Amazon
- 発売日: 2017/10/25
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新登場 Fire TV Stick - Alexa対応音声認識リモコン付属
- 出版社/メーカー: Amazon
- 発売日: 2019/01/23
- メディア: エレクトロニクス
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Nikon Z 7/Z 6におけるUSB充電の話
Nikonのフルサイズミラーレス一眼カメラであるZ 7とZ 6はZマウントを採用しカメラシステムとして大きな変革を遂げましたが、地味に変わったのが非推奨ながらUSB充電が可能となったというポイントです。
Nikon製カメラでは初めてUSB Type-Cポートを搭載し、データ転送用途としてはUSB3.1 Gen.1(USB3.0)に対応しており、5Gbpsでの高速転送が可能となっています。
では、充電用途としてはどのように使用できるのでしょうか。
前提として知っておきたいのが、Z 7/Z 6は単純にUSB端子からの充電に対応しているのではなく、USB端子に接続できるEH-7PというACアダプターからの充電にのみ対応しているものであり、汎用のUSB充電器からの充電は推奨されていないという点です。
また、充電しながらの撮影は出来ず、バッテリーはEN-EL15b限定となります。
つまり、Z 7/Z 6は
電源OFF時にコンセントに繋いだEH-7Pから本体内のEN-EL15bを充電できる
機能があるということですね。
機能的にはバッテリーを抜かずとも充電出来る点では便利ですが、そこまで劇的に変わる機能ではありません。
ただ、汎用性のあるUSB端子を使用している以上は他の充電器で代替できる可能性があり、モバイルバッテリーなどでも充電出来る可能性があります。
EH-7Pのスペックを確認すると出力5V 3Aとなっており、これはUSB Type-C Current @ 3.0Aという充電規格に基づいた仕様であると予想できます。
この規格と同様に充電するために必要な物を大まかに言えば
- 3A以上の出力があるUSB Type-C充電器
- 両端がUSB Type-CコネクタのUSBケーブル
の2点になります。
実際その条件に合致するAnker PowerPort I PDとUSB Type-Cケーブルをを用意して計測したところ5V 2A近く(約9.7W)で充電されていました。
付属のバッテリーチャージャーMH-25aの出力が8.4V 1.2A(10.08W)であり、USB充電でもこの辺りが上限と思われ、恐らくはEH-7Pの仕様は予想通りかな、というところですね。
USB PDには対応していませんが、この通り15W超は現状では必要無いという事でしょう。
公式では推奨されていないといえ、モバイルバッテリーから充電も可能でしたので利便性は高まります。
最近のSONY機のように公式でUSB充電対応を謳っていたり、USB給電しながらの撮影はできないのが残念ですが、そこはまだフルサイズミラーレスを始めたばかりのNikonなので今後に期待でしょうか。
オススメ製品
純正の“本体充電ACアダプター EH-7P”と同じように充電ができるであろう製品をいくつかご紹介します。(保証はできません)
ACアダプタ
Ankerの30W充電器。コンパクトで5V 3Aの出力があり、持ち運ぶには便利な充電器。
Ankerの60W 5ポート充電器。Max30WのType-Cポートだけでなく、Max12WのStandard-Aポートが4つあるのでスマートフォンやモバイルバッテリーなどとの同時充電に便利。
モバイルバッテリー
モバイルバッテリーではかなり有名なAnkerの製品。高速充電規格USB PDに対応しているので、対応するスマホなどと共用する場合に便利。
cheeroのDANBOARDデザインのモバイルバッテリー。こちらもUSB PDに対応。
カーチャージャー
Ankerのカーチャージャー。クルマに乗って撮影へ行く場合は移動の合間に充電するのもありですね。
USBケーブル
エレコム USB-Cケーブル C-C 1m USB3.1Gen2 認証品 PD対応 5A出力 ブラック USB3-CC5P10NBK
- 出版社/メーカー: エレコム
- 発売日: 2016/03/28
- メディア: Personal Computers
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エレコムのUSB3.1 Gen.2対応ケーブル。充電だけでなくPCと繋いでデータ転送も行う場合にはUSB3.xケーブルが便利。
AnkerのUSB2.0対応ケーブル。充電のみの場合はUSB2.0でも違いはありません。コネクタが小さく取り回しは有利。
Nikon ミラーレスカメラ 一眼 Z7 24-70+FTZマウントアダプターキット Z7LK24-70FTZKIT
- 出版社/メーカー: Nikon
- 発売日: 2018/09/28
- メディア: Camera
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Nikon ミラーレスカメラ 一眼 Z6 24-70+FTZマウントアダプターキット Z6LK24-70FTZKIT
- 出版社/メーカー: ニコン
- 発売日: 2018/11/23
- メディア: Camera
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白いヘッドセットMasterPulse White Editionを購入
Cooler Master MasterPulse White Edition ヘッドセット SP757 SGH-4700-KWTA2
- 出版社/メーカー: Coolermaster
- 発売日: 2017/11/22
- メディア: 付属品
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最近白いPCパーツを好んで購入していましたが、そろそろPCケースの外も白くしようと思い始めたので、手始めにヘッドセットを購入してみることにしました。
目次
購入
オーバーヘッド型を前提にヘッドセットだけでなくヘッドフォンも含めて探したのですが、ホワイトの製品が全体が完全にホワイトな物も多く個人的には味気ないかなと思ったり、ホワイトでもバンドが黒いものもあったりとかなり悩み、一度はPCパーツを多く使っているCORSAIRのVOID PRO RGBにしようと決定。
ですが丁度某ショップのそこそこな額のクーポンが手元にあって、使いたいけどそこがCORSAIR製品を扱っていなかったためもう少し探していると、見た目がかなり自分好みなCooler MasterのMasterPulse White Editionというヘッドセットを見つけたので注文しました。
実物もネットで見た画像と変わらず綺麗なホワイトで、アルミ製フレームの金属感とのバランスは最高です。実売約5,000円のヘッドセットにしては良い質感ですね。
スペック
ドライバー口径44mmで接続は4極3.5mmジャックですが、PC用に3極の分岐ケーブルも付属しています。ケーブルはボリュームやマイクを操作するコントローラー付き。
マイクは本体内蔵式の単一指向性マイクです。
このヘッドセットの面白いギミックとして、側面のパネルを外すことで低音が強調されたサウンドになるBASS FXという機能があります。
使用感
装着感はイヤーパッドが柔らかめで、バンドにも大きめのクッションが付いているのでフィット感は中々良いです。
音質についてはそれなりの調整が必要ですが、迫力はある感じのサウンドで、BASS FXによるサウンドの変化も確かにあります。 ただ所詮はステレオといえ音の向きは分かりづらいような感じがあります。
マイクについては本体内蔵ということもあり音は良くないです。距離が近いのである程度大きな音で再生していると少し音を拾ってしまいます。ボイスチャットに使うには妥協できなくもないレベルですが、再生している音源をマイクに絶対入れたくないなら別にマイクを用意するべきですね。
まとめ
ヘッドセットとしてもマイクの音が優れている訳ではないので、別でマイクを用意するとなれば同価格帯の純粋なヘッドフォンに音質は敵わないでしょう。このヘッドセットの最大の売りは個人の好みには依りますがデザインなのではないかと思います。
Corsair VOID PRO RGB Wireless -White- ワイヤレスゲーミングヘッドセット SP761 CA-9011153-AP
- 出版社/メーカー: Corsair
- 発売日: 2017/09/23
- メディア: Personal Computers
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このヘッドセットは飾る用にしてVOID PRO RGBが欲しい気も……
CORSAIRの白いファンを搭載してCPUクーラーをホワイトに
Corsair LL120 RGB -White- Single Pack PCケースファン 12cm FN1279 CO-9050091-WW
- 出版社/メーカー: Corsair
- 発売日: 2019/02/16
- メディア: Personal Computers
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CORSAIRより2月16日に日本国内で発売となったケースファン“LL120 RGB White”と、Scytheより1月24日に発売されたCPUクーラー“大手裏剣参”を購入しました。
目次
はじめに
CES 2019にてCORSAIRから白い簡易水冷CPUクーラー“H100i RGB PLATINUM SE”と白いケースファン“LL120 RGB White”が発表されてから、白いPCを使っている自分はどのように使おうか思案していたのですが、折角フロントとトップにLL140 RGBを2基ずつ搭載しているので、ケースファンとして使うとLEDループが小さくなるのを避けるため空冷CPUクーラーのファンとしてLL120 RGB Whiteを使うことに。
CPUクーラーは使用しているCORSAIRのCrystal 280Xというケースが高さ150mmまでしか搭載できないため、サイドフロー型は使用できる製品がかなり限られる上にホワイトは無く、トップフロー型でその中でもRGB LED搭載メモリと干渉せず、ファン交換も考慮されているサイズの大手裏剣参を選びました。
LL120 RGB WhiteもパッケージはいつものCORSAIRらしくブラックとイエローなので省略しますが、中身はこんな感じに真っ白。
CORSAIRロゴのシールと防振ラバーダンパーがブラックなので完全なホワイトではありませんが、ちょっとしたアクセントとしては良いのかな?
ケーブルもブラックなので、ブラックのPCケースにも合わせやすくなっています。
大手裏剣参はフィンの一部に穴が空いていて、そこにドライバーを差してネジを回せる構造になっていたり、かなり取り付けやすいように工夫されていますね。
ファンの取り付けはネジ留めになっていて様々な厚みのファンやフレームレスのファンまで取り付けが可能ですし、メーカーもそれを考慮して標準搭載の15mm厚ファン用のほか、25mm厚ファン用のネジも付属しています。
搭載後
載せてみるとホワイトなPCパーツの中に溶け込んでいる感じですし、CPUクーラーの全高も低いのでシルバーのヒートパイプも見えづらくて良いですね。
ホワイトだけでなくレインボーもかなり魅惑的。
やはりLL RGBは最高。
このホワイトモデルはベースモデルから回転数も変更されており、ベースの600-1500 rpmから360-2200 rpmとなりCPUクーラー用として最適化されています。
もしブラックとホワイトで迷ったら、スペックでホワイトを選ぶのはアリですね。
CPUクーラーはヒートパイプが上へ来る向きで設置すれば、このマザーボードの場合メモリに被る事もなく設置できました。
メモリ4本構成にしても問題はなさそうです。
ただ、グラフィックボードが1段目のスロットに来るマザーボードだとグラボとの間隔がかなり狭くなるので、使用していたV1 Techのバックプレートは搭載できなくなりました。
まとめ
このLL120 RGB Whiteと大手裏剣参の組み合わせはミドルレンジの空冷CPUクーラーとしては高額になってしまいますが、LL120 RGB WhiteはCPUファンとしても魅力的ですし、大手裏剣参はRGBメモリとの共存を考えられたトレンドに合った製品です。RGBファンの目立つトップフローCPUクーラーは、存在感のあるRGB LED搭載CPUクーラーが欲しい時には有力な選択肢の一つになるのではないかなと感じました。
Scythe オリジナル設計 ロープロファイルトップフローCPUクーラー 大手裏剣参
- 出版社/メーカー: サイズ
- 発売日: 2019/01/23
- メディア: Personal Computers
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どちらの向きでも挿せるBaseusのMicroUSBケーブルを買った
私の使用しているデバイスの端子は2019年になってもMicroUSBが主力なのですが、その中のある端末は端子形状が歪んでいるのか割と短期間でケーブルを接触不良にしてしまうのが悩みでした。
今回も接触不良気味になってきたので、もういい加減ただ買い替える以外の対応を取ろうとリバーシブルなMicroUSB端子を持つケーブルを注文することに。
購入したのは中国深センから独創的な製品を次々と発表しているBaseusブランドの“Reversible Micro USB Cable”
Baseusを選んだのは今までもケーブルなどいくつかの製品を使っていて気に入ったから。
コネクタ周りがスリムな別タイプもあります。
コネクタにLEDを内蔵するタイプも
実はこれを以前買って使っているのですが、0.25mのリバーシブルでないケーブルが売り切れで、殆ど抜き差ししない用途なのに仕方なく買ったためブログに書くほどでもないかなと放置してました。
セール中に注文したのもあって届くまで少し時間がかかりましたが、パッケージはこんな感じ。
個人的にはBaseus製品はよく買っているので見慣れたデザインですね。
中にはケーブルの他にベルクロも入っていました。
MicroUSB端子は上下・左右対称の形状で、表裏あわせて10ピンあります。
実際に挿してみると少し硬めでしたが確かに表裏関係なく使えました。
データ転送対応なのでQuick Chargeのような急速充電にも使用できます。
まとめ
リバーシブルMicroUSBケーブルは規格外の製品であり、相性や不具合の可能性を考慮する必要がありますが、Type-Cでなくとも表裏を気にせず使えるのは便利ですし、Baseus製品は安価なので1本買ってみるのはアリですね。
というノリで買っていたら我が家のUSBケーブルはBaseusばかりになりました。
CORSAIR iCUEでAURA SYNC対応パーツを制御する
CORSAIR製のRGB LEDパーツはファンやメモリなど多くのラインナップが揃っていますが、細かいパーツまではカバーできません。
そこで実はWS2812BなどのLEDコントローラーとして機能する同社のLighting Node PROを使用して、CORSAIR以外のアドレサブルLEDパーツを動作させようと思い付きました。
なお、マザーボード・グラフィックボードや、4pin RGB端子接続のLEDパーツなどはこの方法では制御できません。
AURA SYNCとiCUEの同期は以下のページが参考になるかも。
iCUE System Integrations - corsair.com
https://www.corsair.com/ja/ja/icue-integrations
基本的なCORSAIR LED製品の接続方法はこちら
変換ケーブルを自作する方法はこちら
※当記事の内容によって生じた不具合等についてはいかなる場合も責任を負いかねます
必要なパーツ
互換性のあるコントローラーとして使えるといっても、端子形状が異なるのでそのまま使う訳にはいきません。
そこで使用するのはXSPC 3Pin Gigabyte RGB Adapterです。
元々はASUSなどが使用するVD-G型の3pin端子用に作られたLEDパーツを、GIGABYTEなどVDG型の3pin端子を搭載するマザーボードで使えるようにする為の変換ケーブルですが、VDG型のコネクタがCORSAIRの3pinからロック機構を廃しただけの同一形状なので、今回はそれを流用します。
←3Pin Gigabyte RGB Adapter CORSAIR 3pin端子→
なお、現行GIGABYTE製マザーボードは3pin端子がASUSと同様のVD-G型に切り替わってきており、この3Pin Gigabyte RGB Adapterも既にディスコンで流通在庫のみなので購入はお早めに。
これをLighting Node PROの3pin端子に接続します。
ピンアサインは画像でいうところの左からVDGです。
これでAURA SYNC対応パーツを接続するためのVD-G型3pinは用意できましたが、今回使用するLIAN LIのStrimerは面倒なことにまた別の3pin端子なんです。
では何故AURA SYNC対応を謳っているのかというと、ASUSなどの一部マザーボードにはStrimerに適合する3pin変換ケーブルが付属しているため。今回はこの変換ケーブルも用意する必要があります。
付属パーツなので単体での販売はしていませんが、ASUSのアドレサブルLEDストリップには同様の変換ケーブルが付属しています。
Aura SyncのシンクロLEDイルミネーションを自由に拡張できるROGアドレサブルLEDストリップ ROG ADDRESSABLE LED STRIP-60CM
- 出版社/メーカー: Asustek
- 発売日: 2018/04/27
- メディア: Personal Computers
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また、eBayやAliExpressなどでも同等品が販売されていることがあります。
ここまで用意できればStrimerを接続する準備は完了です。
もし3Pin Gigabyte RGB Adapterを用意できない場合は最終手段でケーブルを自作することも可能です。
VD-G型の3pinコネクタは豊富な4pinコネクタを使い回せばいいですし、CORSAIRと同じロック機構付きの3pinコネクタも、Strimerなどに使える3pinコネクタもeBayなどで入手可能なので、電線や工具を用意すればより用途にあったケーブルを作れます。
2019/06/03追記
eBayのPirateDog Techというセラーが代替となるケーブルや、CORSAIR製LEDパーツ向けの面白いケーブルを多く販売しているのを発見しました。
いくつか製品を紹介していきます。
CORSAIR型3pin - ASUS(VG-G)型3pin
先述の3Pin Gigabyte RGB Adapterと同等機能ですが、Lighting Node PROへ接続する側がロック機構付きとなっています。
CORSAIR型3pin or 4pin - Strimer型3pin
こちらはStrimer用の端子へ直接変換できるケーブル。面白いのがRGB Fan LED Hubへ接続できる4pin仕様も用意されているところ。
ASUS型3pin - CORSAIR型3pin
こちらは逆にマザーボードの3pin端子にCORSAIRのLEDパーツを繋げてしまおうという製品。
CORSAIR iCUEのような制御は出来なくても、マザーボードやグラフィックボードと同期したい場合には使えそう。多分。
4pin RGB端子用DAC
CORSAIR iCUEで4pin RGB端子のLEDパーツを制御できる製品。
各ポートで異なるカラーを指定できるなど、接続パーツが多い環境には便利な仕様ですね。
2019/09/26追記
AliExpressでいくつか使えそうなケーブルを見つけました。
こちらの“3pin-3pin 5V AURA”が上述の3pin Gigabyte RGB Adapterを代替できそうですが、端子形状が微妙に異なるような気も。ただ安いです。
こちらは上のStrimerのところで紹介したケーブルですが、“For Gigabyte”のほうはLighting Node PROの端子から直接Stimer用の3pin端子へ変換できるかも。
↓
買ってみました。
ちゃんと使えますね。LEDケーブルを多く使う環境だと、こうして少しでも短く出来ると配線が楽になります。
2020/02/13追記
EASYDIYが3pin Gigabyte RGB Adapterの代替になる製品をAmazonで販売しています。
制御してみる
実際にStrimerとLighting Node PROを接続し、CORSAIR iCUEからRGB LEDを制御できるかテストしてみます。
Strimer 24pin controlled by CORSAIR iCUE
案外あっさり制御できてしまいました。
LIGHTING SETUPはStrimerの12LEDと数の合うML RGB x 3でエフェクトはCOLOR SHIFT + VISORです。
ただ、CORSAIRのLEDストリップをLighting Node PROとStrimerの間に1本でも挟むと、Strimerは全く光らなかったので注意が必要です。
この方法はCORSAIRのパーツとカラーを同期できるのが最大のメリットですが、例えばレインボーに光らせる場合でも、Strimer付属のコントローラーよりも滑らかにカラーが遷移していきます。
滑らかさは好みもあるでしょうが、他の発光モードでもカスタマイズ性がトップクラスに高いのがCORSAIR iCUEの魅力ですね。
もしかしてThermaltakeのTT Sync Controllerを買えばTtのRGB LEDパーツも制御できるのだろうか……
Thermaltake TT Sync Controller TT Premium Edition [RGBソフトウェア対応コントローラー] PS782 CL-O015-PL00BL-A
- 出版社/メーカー: Thermaltake
- 発売日: 2018/01/19
- メディア: 付属品
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2019/09/13追記
Lighting Node PROと同様のLED制御が可能なCommander PROでも試してみました。
CORSAIR iCUE version 3.19.120
Commander PRO Firmware v.0.9.212
の組み合わせにて確かに制御できる事を確認しました。
LED 60個の製品も補助電源なしで光りました。
まとめ
CORSAIR iCUEからAURA SYNC対応のアドレサブルRGB LEDパーツが制御できることが分かりました。この方法ではマザーボードやグラフィックボード、非アドレサブルのLEDパーツは制御できませんし、メーカーの想定していない使用方法であることに注意が必要ですが、最近はアドレサブルLEDを搭載したパーツが増えてきましたし、CORSAIRをメインにしたPCをより煌びやかにするための選択肢になるのではないかなと思います。
LIANLI Strimerシリーズ 世界初光る電源延長ケーブル Strimer24pin 日本正規代理店品
- 出版社/メーカー: LIANLI
- 発売日: 2018/07/24
- メディア: Personal Computers
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CORSAIR H115i PRO RGBを購入
Corsair H115i PRO RGB 水冷CPUクーラー [Intel/AMD両対応] FN1150 CW-9060032-WW
- 出版社/メーカー: Corsair
- 発売日: 2018/01/27
- メディア: Personal Computers
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ケースファン、メモリ、LEDストリップとCORSAIRのRGB LEDハードウェアを使っているものの、CPUクーラーは他社のRGB LED搭載製品だったので買い替えました。
購入したのはH115i PRO RGB、280mmラジエーターの簡易水冷です。
搭載するCrystal 280Xに搭載可能な最大サイズであり、140mmファンのLL140 RGBが余っていたのでコレにしました。
搭載位置は現状240mmラジのAURAFLOWを搭載している280Xのトップ。
ケーブル類は全てケース上部のケーブルホールから裏配線へ回そうかと思っていましたが、省スペース型のケースなので配線がかなり厳しく、最終的には全てのケーブルを別のホールから回すことに。
EPS 8pinすら通せないんじゃないかと思ったレベルでスペースがありません。
そこで一度ホースをフロント側へ回して、ケーブル類をホースと干渉しづらくしようと思ったのですが、なんとその状態だとフロントに140mmファンを搭載するスペースがギリギリ無くなりました。
その状態で120mmファンを搭載した例がネットに出ていたので大丈夫だと思っていたのに、140mmだとあとたった2,3mmで搭載できないほど280Xが余裕ないとは……。280Xは特にフロント周りの設計がおかしい気がするので、もう少し設計を詰めて欲しかったなあという感じ。
結局ホースはリア側で搭載したのがこんな感じ。
Corsair Link用のMicro USBケーブルは約65cmで裏配線に回しても届きそうではありましたが、今後別のケーブルへ交換したかったので、ラジエーターを外す必要の無いように下方向へ引き回しました。
水冷ヘッドにはUSBポート以外にSATA電源ケーブル、回転数出力用ファン3pinケーブル、搭載ファン接続用のPWM対応ファン4pinケーブルがあり、4pinケーブルについてはケーブル末端部で2分岐されています。
搭載するファンの制御はCORSAIR iCUE上から行え、2基のファンを個別に制御可能です。
搭載するRGB LEDについても同様にiCUEで制御可能です。
レインボーや温度連動、他のCORSAIR RGB製品との連動など多くの発光モードがありますが、カラーは分割できず1色のみです。
レインボーで光らせるとこんな感じ。
動画だとアドレッサブルでない物足りなさをより感じてしまうかも。
それはCORSAIRも感じているのか、この製品は今年発売なのに、既に後継のH115i Platinumが出るなんて話も。
We have posted a new review: Corsair Hydro Series H115i Platinum https://t.co/VZ5xMOOv2F pic.twitter.com/kfpcrrCUPm
— TechPowerUp (@TechPowerUp) 2018年10月25日
このTechPowerUpのリンク先は現在404となっていて、ここ以外に具体的な情報も無いので誤って投稿してしまったようですが、製品を実際に使用してのレビューだったようなので、近いうちに発表されるんじゃないでしょうか。
買ったばかりで後継製品が出るのは複雑な気持ちではありますが、簡易水冷のアドレッサブルLED化はCORSAIRが他社に遅れているところなので、実際出れば欲しくなってしまいそうです。
冷却性能については特にこれと言った比較対象も無いので割愛。
そもそも見た目だけで買ったということもありますが。
まとめ
RGB LEDをCORSAIRに揃えたことで統一感のある発光プロファイルが活きる環境になり、光らせ方のヴァリエーションも広がりました。
CPUクーラーとしてもiCUEでの制御など完成度が高く、140mmファンを使うことでより静音化や高冷却に振った運用ができるようになります。
価格は2万円弱と少々高く、ファンをLL140 RGBへ交換すると3万円コースですが、CORSAIRのRGB LED製品が好きならきっと満足できる製品だと感じました。
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