
最近あまりPCを弄らなくなっていたのですが、近々発売するゲームのためにグラフィックボードを買い換えました。
普段はGeForce派なのですが、発売したばかりのIntelのArc B580 Limited Editionが面白そうだったので手を出してみることに。
買い替えたことにより300mm級だった以前のグラボから272mmへと短縮され、特殊な配置のPCケースを使っていたこともあり見た目的にも微妙ですし、スペックに対してケース自体が大きすぎる気がしてきました。

そんな時たまたま立ち寄ったツクモで発売前のAntecのC8 Curve Woodという曲面ガラスを使用したPCケースが展示されていました。
www.antec.com
曲面ガラスが滅茶苦茶良いなと思いつつも、C8は現在使っているO11 Dynamic EVOよりもサイズが大きく、小型化したいという目的には適いません。
そこで思い出したのがJONSBOのTK-1というPCケースです。
www.jonsbo.com
2023年に発売されたMicroATX対応のキューブ型PCケースなのですが、最大の特徴は何といっても曲面ガラスを採用したピラーレス構造。
見た目がかなり好みで発売時から気にはなっていたのですが、国内では正規流通しておらず、グラボは280mmまででラジエーターは240mmまでというスペックでケースだけを買い換える訳にもいきません。
より大型バージョンのTK-2という製品もありましたが、以前もMicroATXのキューブ型PCケースをいくつか使っていたこともあり、そのサイズ感が気に入っていたので買うならTK-1かなと考えていました。
kurokamina.hatenablog.com
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とはいえグラボとCPUクーラーも買い替えが必要ですし、入手性の悪さもあり当時は購入に至らず。
曲面ガラスを使用するというコンセプトは流行ると感じ他社も追随してくると思っていたのですが、2024年に入ってもほとんど発売されませんでした。
それだったらずっと気になっていたTK-1を買ってしまえという事で購入。
AliExpressでクーポン等を使い送料込み14kほどでした。安い
この後のレビューは購入後にマザーボードを背面コネクタの製品に買い替えたため、両方の写真が混在しています。
BTFマザーが安くて衝動買いしてしまったので、入れ替えてたらケースのレビューが全然進まず……
外観

思ったよりも縦に長め。
サイズは299mm (W) x 310mm (D) x 345mm (H)なので実際に高さが最も大きいです。

サイドパネル単体。
フロント側だけでなくリア側も湾曲しているガラスをPCケースに使用するとはなかなか大胆ですね。
取り付け

MicroATXマザーボード(244 mm x 244 mm)と240mmラジエター(277 mm x 120 mm x 27 mm)を取り付けた状態。
ファンとメモリの干渉はありません。

ボトム部のファン取り付け位置はマザーボードから離れており、ピンヘッダ等へのアクセスは問題なくできる余裕がありますね。

BTFマザーボードを取り付けた際、24pin電源のコネクタのラッチがフレームに干渉して挿さりませんでした。
一旦マザーボードを取り外し、持ち上げた状態で挿したのち、フレームを押して拡げながら戻したら大丈夫(?)でした。
フレームのヤワさに助けられるとは……
BTF用にもう少し余裕があるといいですね。

スペック上8mmの余裕がある272mmのグラフィックボードを搭載していますが、実際サイドパネルを取り付ても8mmほどのスペースがありました。

サイド側のSATAポートからグロメットへの間隔はこんな感じ。
L型コネクタは取り付け不可ですね。3.5インチベイへの距離は約30cmほどなので、今回は35cmのSATAケーブルを使用しています。

電源ユニットはシャシーに直接ではなく、ブラケットを介しての取り付けになります。
丸みを帯びたデザインなので、リアにPSUサイズの平面が無いんですね。
今回はLEDコントローラー等を搭載するスペース確保を目的にSFX電源を搭載しているのですが、このケースはATX電源専用なのでATX変換ブラケットが必要です。
ただし注意が必要で、リアの開口部が狭いため変換ブラケットの形状によっては電源ケーブルが干渉してしまいます。

電源ユニット付属の変換ブラケットは使用できなかったため、今回は長尾製作所のATX変換プレートを使用しています。
旧型のCORSAIRのLCD付き簡易水冷ってのサイズのコントローラが必要なので……

3.5インチベイはHDDを2基搭載可能です。

こちらもブラケットを介しての取り付けですが、特に防振を考慮されている訳でもなくシャシーに直付けなので、気になる場合は防振対策をしましょう。
私は親和産業の振動防止ワッシャー付きインチネジに交換してみました。

デュアルチャンバー型ににありがちなHDDの冷却の弱さはこのケースにもあり、3.5インチHDD 2基(5,400rpm & 5,640rpm)を搭載していると冬場で室温20℃前後でもHDD温度は45℃前後まで行きます。
以前使っていた同じくデュアルチャンバー型のPCケースであるLIAN LI O11 DYNAMIC EVOはHDDケージに60mmファンを搭載可能だったので、その時に購入したNoctua NF-A6x25 PWMが余っておりHDD冷却用に搭載することに。
[asin:B00VXTANZ4:detail]
長尾製作所の磁石式ファンステイを利用して、ケースのトップ部に貼り付けます。

ファンはCORSAIR iCUEでHDD温度に連動させて制御していますが、2,000rpm程度で回して大体5℃は下がるかなという感じ。
裏配線への干渉を防ぐため両側にファングリルを付けていますが、ステイ付属のネジでは長さが足りないのでM3 x 35 mmのネジを買ってきて取り付けています。手持ちのM4ネジは使用不可でした。
裏配線側のサイドパネルは通常の平頭ネジが使用されており、パネルを開く度にドライバーを用意するのが面倒だったので手回しネジに交換しました。

外側にある曲面のパネルを止めているネジと同じものが標準のネジ
精度
パーツの組付けに問題となるような精度の悪さはありません。
ガラスパネルは曲面ということもあり歪みがあるのかなといった感じ。

ガイドなどは無いので、パネルを持ち上げながらネジ穴を合わせる必要があり非常に面倒です。
ガラスパネルの曲面部はよく見るとシワのようなものが見えます。

まあよほどLEDを光らせまくった上でよく見ないと分からないですが。
総評
見た目が全てみたいな感じのレビューになっている気がしますが、フットプリントの小ささから想像していた難しさもなくすんなり組めてしまったので、JONSBOがちゃんと考えて設計しているのが伝わってきますね。SFX電源を使ったという事もありますが。
Arc B580のデザインを活かしたかったという目的も完璧に果たせたかなと。
曲面ガラスは扱いが難しそうな感じで、コスト面もあると思いますが他社があまり追随しないのも何となく分かります。とはいえピラーレスのPCケースが増えてきた現在では需要は間違いなくあると思いますし、今後増えていくと思いますので、いち早く曲面ガラスのPCケースが欲しいという方にはJONSBOは結構オススメできるのではないかと思います。入手性は悪いですけどね。










