最近Seagate製のHDDを購入したので、今までWDかHGSTばかり買ってきた私が行ってきた初期テストを、Seagate HDDで行った方法をまとめました。
今回購入したのはST4000DM004というSATA接続の4TB HDDです。
まずはHDDをマザーボードに接続しPCの電源を入れ、CrystalDiskInfoでS.M.A.R.T.の値を確認します。
健康状態は「正常」とありますので基本的には問題ありません。
ここからは読み書きテストを行っていきます。
テストの内容はWestern Digitalユーザーでしたら「念入りフォーマット」で通じるかもしれませんが、Extended Test→Erase→Extended TestをSeagateのツールで行っていきますので以下のような感じ
Long Generic(全セクタ読み出しテスト)
ERASE(ゼロフィル)
Long Generic 2回目
となります。
ではまずSeagateのサイトから「SeaTools」というチェックツールをダウンロードします。
SeaTools for Windows - Seagate
http://www.seagate.com/jp/ja/support/downloads/seatools/
インストール後はツールを起動し、テストしたいHDDにチェックを入れ、Besic Testsタブから「Long Generic」を選択することでテストが開始します。日本語の場合はベーシックテストタブの「ロングリードテスト」となります。
HDD内の全ての領域を読み出せるかのチェックなのでかなり時間がかかります。
今回テストした4TB HDDで約8時間弱だったので、1TBあたり約2時間と見積もっておけば大丈夫でしょう。
テストが通れば以下のようなPass Infoが表示されます。
なお、このツールはSeagateやSamsungのHDD向けのツールのため、HGST製HDDはリストアップすらされませんでした。
次に行うのがErase(ゼロフィル)です。
Windwos版SeaToolsではゼロフィルが行えないため(DOS版は可能)、Western Digital製HDD向けのチェックツールである「Data Lifeguard Diagnostic」をWDのサイトからダウンロードします。
Data Lifeguard Diagnostic - Western Digital
https://support.wdc.com/downloads.aspx?p=3&lang=jp
インストール後はツールを起動し、テストをしたいHDDを右クリックして「Run Diagnostics」を選択します。
そうすると実行するテストを選択できるので「ERASE」をクリックします。
そうするとデータが消去される旨の警告文が出るので了承するとテストが開始します。
HDDの全領域に「0」を書き込むため時間がかかります。
4TB HDDでこちらもLong Genericと同じく約8時間で終了しました。
緑のチェックマークが出れば書き込みが正常に終了しています。
こちらはWD製のツールですが他社製HDDも利用できるようですね。
その次は再びLong Generic(ロングリードテスト)を行います。
終了後に再びCrystalDiskInfoで正常であればテスト終了です。
4TB HDDだと最短で約24時間ほどかかることになります。
もしこのテストで異常が出た場合は、販売店に初期不良を申し出るか、RMAで代替品と交換してもらいましょう。
今回はWestern DigitalのHDDで行っていたテストをSeagateのHDDで行おうという趣旨でしたが、Data Ligeguard Diagnosticでも全テストを行えると思われるので、あくまでリードテストは純正ツールで行いたい方向けの情報になるかもしれません。
まあ大容量HDDはクイックフォーマットで済ます人も多いでしょうけどね。