NZXT H700iにフィギュアを入れてみた話

 

はじめに

H700iを買ってからしばらくケースファンやクーラー等のRGB LED化をメインにアップデートを繰り返していましたが、一通り完了したら白いケーブルマネジメントバー周辺のデッドスペースが気になるように。

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ちょうどフロント下部用にLL140 RGBを注文してケース内のLEDを完全に制御できるようになる予定だったので手を入れてみることに。

 

それで用途を考えていたのですが、最近アクリルやガラスを使ったサイドパネルが増え、中にフィギュアを入れる方が増えていたので自分も試してみる事に。
ただスタンドを置いてフィギュアを飾るのも良いですが、ふと目に入ったのはバー中央の黒い縦線。
これは穴が空いているので、活用して後ろからフィギュアを支えてみようと方法を考えてみます。

 

たどり着いたのはフィギュアスタンドに穴を開け、ネジを通してバーの背後からナットで止めるという方法でした。

 

 

作業編

そして完成したのはフィギュアスタンド試作1号機

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まだまだ試作品なので、ネジはある程度使い回しの効くM4x30mmを使用したのですが、これだと長過ぎてバー背後のケースのフレームに干渉することが発覚し、ワッシャーやナットで表面の高さを稼いでいます。

スタンドはねんどろいどの物を流用し、菱形に切り取った物です。

 

この試作品で色々と試験を行い、フィギュアを実際に装着して写真を撮ってみるとスタンドが映り込みやすいこと、支点を2本のネジのみとしても安定性は保てると判断できたこと、などが確認できたので、考え得る最小限のサイズまで削ってみることに。

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中央の穴はそのままで、左右に2つの穴は貫通させています。

 

これに合わせるネジは

八幡ねじ ステンレス トラス小ねじ M4×12mm

八幡ねじ ステンレス トラス小ねじ M4×12mm

 

写真を撮ってみると背景のフレームと同じブラックは目立つと判断したのでシルバーの物へ変更しました。

 

スタンドに通しケーブルマネジメントバーに固定します。

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裏面はこんな感じ

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この状態でバーをケースに戻し、今回設置するfigma用のアームをセットします。

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ちなみにこのタイプのアームは精密ドライバーがあれば先端を他のfigmaねんどろいど用へも交換できます。

 

完成

実際にケースへフィギュアを装着し電源を入れてみた様子がコレ

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使用したフィギュアはfigma 初音ミク 2.0です。

これを構想している間に透過液晶を使用した初音ミクのMOD PCの存在を思い出し、浮いているように見えるよう作り込もうと思いましたが、思ったより完成度高め?(自画自賛

まあ太ももとか使ってスタンドが写り込まないよう撮影する必要があるんで完璧ではないんですけどね。

ミクカラーを意識したライティングでしたが、意外とこの色だとCG感が出て面白いかなと思います。CPUクーラーとメモリ2本でミク・ルカ・リン・レンを表現してるとか、リアファンがネギカラーに発色してるとか全く気になりませんね!

 

 

改良?編

ここからはこれを改良しようとした話。

フィギュアをケース内に入れてみたものの、ケース内のLEDストリップやケースファンの照明に頼りすぎていて、フィギュアを飾るという点ではあまり目立たないこの方法が適しているとはいえません。

私個人の考えで言えば初音ミクはデジタル機器に埋もれてスポットライトを浴びていないようなイラストも好みなのでコレでも問題ありませんが、今後別のフィギュアを飾るとなった時にこれではライティングがどうしても合わなくなってしまう。

そこで思い付いたのが小さなスポットライトをケース内へ仕込み、フィギュアのみを照らすという方法でした。

 

当初はケース内の全LEDをOS上からオンオフ制御できるように、RGB LED 4pin等の12Vを使用した製品を考え、実際にAliExpressやeBayで部品を集めてみましたが、実際届いてみるとどうも大きすぎてケース内への搭載が難しい。他の12Vを使用する製品を調べてみましたが使えそうなLEDが見つからない。

そこで12Vを使用する事を諦め、USB給電のミニスポットライトを探すと、HOBBY BASEというところが発売している製品が目に止まりました。

 他にも似たような製品はありましたが、カバー形状をバンドア型へ変更できるところが気に入り注文。2個で1,000円ちょい。Aliで注文したパーツの何分の一か笑

 

これ単体ではボタン電池を使用しなければ発光しないため、同社のパワーユニットも購入。

このパワーユニットの面白いところは、音に反応して発光させられること。
飾るフィギュアに合わせた楽曲を流してライブ感を楽しむこともできちゃうワケです。 
電源は単4電池またはmicroUSB給電。
ケース内でUSBポートを用意するのは面倒ではありますが、海外通販等で探せばheader to microのケーブルは存在しますし、少し手間ではありますがケーブルを外出しすることも出来ます。常用しなければモバイルバッテリーや単4電池でも動かせますしね。

 

ただ今回使用したのはNZXTのINTERNAL USB HUBです。

NZXT PC内蔵用USB HUB [ USB2.0ヘッダーピン(9ピン)×3、A平型×2 ] INTERNAL USB HUB

NZXT PC内蔵用USB HUB [ USB2.0ヘッダーピン(9ピン)×3、A平型×2 ] INTERNAL USB HUB

 

USB2.0ピンヘッダを増やせるハブですが、TypeAも2ポートあるのでこういう場合は便利。

 

それで今回の一番の問題はケースへの固定方法ですが、ライト自体が軽いので金具と磁石を使うことにしました。購入したのはこれ

エーモン 取付金具 黒 穴径6mm 15×150mm G248

エーモン 取付金具 黒 穴径6mm 15×150mm G248

 

これらとライトの接続には、ライト付属の穴の空いたジョイントパーツに金具を通したケースファン用のテーパーネジをネジ込みました。穴が大きく不安定だったのでワッシャも追加して安定性を上げましたが、固定方法はもう少し考えたいですね。

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それで電源を入れたらこうなります。

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光量が少ない!!

まあ小さなLED 1つなので仕方ないか。
全身を照らせないので使い方に工夫が必要ですね。

照らしやすくするために背後のアーム部は半分取り外して設置位置を奥へ移動しています。
ケーブルはちょっと目立つかな。常時点灯ならボタン電池にすればケーブルは無くせますが。

 

ちなみに音に反応するモードで使うとこんな感じ(Twitterより)

一応マイク感度は弄れますが、楽曲に合わせるのは苦手かな。
動画撮影のみを考慮するなら、楽曲と同時にマイク付近でInstrumentalを流せばキレイに光るかも?
まあ本末転倒と言えばその通りですが。

 

改良編はとりあえずここで終わり。かなり改善の余地はありそうですね。

 

 

まとめ

最近は内部の見えるケースが大幅に増え、フィギュアを中に入れる方も増えてきましたが、ちょっとした工作で違った魅せ方をすることができました。H700iに限らずS340 Eliteや、同じ位置に何かしら穴のあるケースなら同じ事ができると思うので、PCの中にフィギュアを飾りたいという方は是非参考にしてみていただければと思います!

NZXT PC用LEDライト統合コントローラー HUE+

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