スピードライトを使用しての撮影では被写体に不自然な影が出てしまう場合がありますよね。
そんな時の解決法というと基本的にはバウンスさせて光を当てることになりますが、天井の色が強く出てしまったり、天井が高い、 撮影場所が屋外など、バウンス効果が期待出来ないことも多いと思われます。
そういった場合、 ディフューザーを使用して光を拡散させ、不自然に映る影を和らげる事が可能です。
私も不自然な影には不満がありましたので、今回はハクバ写真産業さんの、
「クリップオンストロボディフューザー 2WAY Lサイズ」
を購入してみました。
「外付けストロボの気になる影をやわらげます」
その謳い文句通りに効果を発揮することを期待・・・
内容物はこの3つ
ディフューザー本体と取扱説明書の他に、持ち運びに便利なポーチが付属していました。
実際に取り付けてみる
スピードライトはNikon SB-910です。
固定方法はディフューザー最後部をマジックテープで巻きつけて固定します。
本体とマジックテープは繋がっていますので、意外と安定感があります。
カメラシステム全体としてはこんな感じ
Body Nikon D7000
Lens SIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM
スピードライト自体が大型なので、レンズとの干渉については心配しなくてよいという印象です。
まずリモートで実際に発光させ、ディフューザー面のどこまでで光を拡散しているか確認します。
ただし、照射角はDX50mm(FX換算約75mm)と狭いので、実際の使い方とは異なると思います。
照射角が狭いこともあり、四隅と上部は暗くなっています。
この傾向は照射角(DX)35mm付近でも同じで、24mmより広角になるとほぼ全体で均一になるといった印象。
この辺りはGNとの兼ね合いもありますし、実際に発光させバランスをみて、自分好みに調整していくべきかと思います。
次は2WAYと付いたこの商品最大の特徴であるバウンス撮影について。
撮影途中でバウンス撮影が可能な場所へ移動しても、ディフューザーを外してバウンス撮影をするのは手間がかかって面倒です。
そんな時この商品ではディフューザー面を90°回転させ、ストロボ発光部を露出させることが可能になっています。
バウンス撮影のことを考えると、スピードライト付属のバウンスアダプターを装着しておけば、バウンス撮影の効果も上がるのでいいと思います。
実際私も使用するときはアダプター付けっ放しです。
横位置でのバウンス撮影時にはキャッチライトを入れる効果がありますが、私は基本的に縦位置ばかり撮影しているので効果については省略です。
最後にフィギュア撮影で効果を見てみます。
縦位置でスピードライトはホットシューに装着し左側にあります。
直射時の照射角は50mm(DX)と狭く設定したため、右側が暗くなっている事をご了承ください。
フィギュアは目についたものを適当に選んだだけ(笑)
バウンスアダプターを直射した場合でも、何も付けず直射した場合よりは影が薄くなっていますが、ディフューザー+バウンスアダプターの影を和らげる効果は他に大差をつけています。
この簡単な撮影結果を見るだけでも、ディフューザーの効果はお分かりいただけるかと思います。
ポートレートではかなり大きな効果を発揮しそうで、次の撮影が楽しみになります。
実写のデータはこれだけで申し訳ないです。
でもこの影取り効果には満足しています。
ディフューザーはスピードライトを使う人にとって大きな味方となってくれること間違いなしです!