CORSAIRのLEDストリップを入れてみた

CL-8930002 [RGB LED Lighting PRO Expansion Kit]

CL-8930002 [RGB LED Lighting PRO Expansion Kit]

 

 PCケースを変えて不足した光量を補うための買い物。

 

目次

 

はじめに

PCケースをCORSAIR Crystal 280Xへ変えたため、以前使っていたケース標準搭載のコントローラーで制御するLEDストリップは使えなくなり、ケース内の明るさが著しく低下しました。

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一番の問題は折角の白いグラボが全く照らされていない事なので、下から照らせるようにLEDストリップを搭載することに。

じゃあどのストリップを使うかというと、正直普通の5050なLEDストリップが余っていたので流用しようかなぁとか最初は思いましたが、折角ファンとメモリがアドレッサブルLEDですし、ファンの制御用にLighting Node PROを載せていたので、CORSAIRのLEDストリップにしてみました。

 

パッケージ

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いつものCORSAIRらしいデザインの小型なパッケージ。

 

内容物は

・RGB LEDストリップ(約410mm) x4
・RGB LED ストリップ延長用ケーブル(約345mm) x4

の2種類。

 

 

搭載

LEDストリップは4本あるので、ケース外周を囲うように4本とも設置します。
280Xだと延長用ケーブルは2本あれば大丈夫です。

このLEDストリップで好みが分かれるのがストリップの末端がケーブルになっているところ。

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コネクタがやけに大きく角のケーブル処理が面倒ではありますが、その代わりに角までストリップを寄せやすくはなっています。
特に280Xでこの長さのLEDストリップを入れる場合、ストリップの末端に直接コネクタがあるとL型のコネクタでも追加しないと厳しいですし。

 

ケーブルをLighting Node PROへ接続したらハードのセットアップは完了です。

LEDコントローラーのLighting Node PROは私の場合LL RGBファン用に既に用意してありましたが、まだ持っていない場合はLEDストリップとLighting Node PROのセットもあります。 

CL-9011109-WW [Lighting Node PRO]

CL-9011109-WW [Lighting Node PRO]

 

 

PC起動後はCORSAIR iCUEを起動し、Lighting Node PROの照明設定をクリックし、ストリップを追加したチャネルにストリップと接続した本数を設定します。

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LEDストリップは6本まで設定できるようです。CORSAIR LINKでは4本だった気がするんですが。

iCUEも登場して半年近く経ちますがまだ日本語が怪しいですね。
まあCORSAIR LINKも怪しかったし、CORSAIR製品は日本語マニュアルが無かったりするのでこんなものか。

 

 

光らせてみる

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LEDストリップの追加で光が全体に行き渡り、グラボだけでなく簡易水冷のラジエーターまで綺麗に照らせるように。

CORSAIRらしくホワイトが綺麗なので、CORSAIR製品との相性は完璧です。ラジ用のファンだけ少し発色が違って変えたくなってくるけど。

 

アドレッサブルLEDなので勿論レインボーウェーブといったエフェクトも可能。


CORSAIR 280X Addressable RGB LED

やっぱりCPUクーラーもアドレッサブルLEDにしたいので、早くCORSAIRさんアドレッサブルLEDな水冷ヘッドの簡易水冷出してください(懇願

 

カラー制御は1個単位で可能です。
1個毎にCPU温度やHDD温度等に連動したカラー変化をさせたり、エフェクトを分けたりもできます。

 

 

まとめ

ストリップの有無で2枚の画像を見比べると、やはりPCのライティングにおけるストリップの重要さが分かっていただけると思います。
特にCORSAIRは制御ソフトの設定範囲の広さが凄いですし、メモリキーボードマウスまで同社の製品で揃えられて統合制御できます。
このストリップ単体として見た場合にも発色が物凄く綺麗なので、LEDストリップの購入を考えている方は是非参考にしていただければと思います。

CL-8930002 [RGB LED Lighting PRO Expansion Kit]

CL-8930002 [RGB LED Lighting PRO Expansion Kit]

 
 ギャラリー

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みっくみくにしてやんよ!

リニモ×駅メモコラボキャンペーンへ行ってきた

リニモで7月20日より行われている「Linimo×駅メモリニモで行こう!駅メモ!コラボキャンペーン」へ、8月も末になってからですが行ってきました。

 

目次

 

概要

キャンペーンの内容は駅メモリニモの駅へアクセスするとアイテムが貰える、だけでなくリニモの駅で配布されている参加キットを入手して、リニモの駅付近に設置されている謎が書かれたパネルを見つけ、全ての謎を解いたら限定の缶バッジが貰えるというイベントも開催中です。

ekimemo.com

 

なぜ今になって参加をしたかというと、

このツイートを見て思い出したまだまだプレゼントもありそうだし行ってみようかなと。

 

行動ルート

基本的なルートを紹介する前に、各駅のなぞの配置をまとめました。

 

藤が丘 - 有人駅
はなみずき通 - 最後のなぞ
杁ヶ池公園 - Dのなぞ
長久手古戦場 - Cのなぞ
|
愛・地球博記念公園 - Bのなぞ・有人駅
|
八草 - Aのなぞ・有人駅

 

A~Dのなぞを解いた後に、はなみずき通駅で最後のなぞを解いて、答えを記入した参加キットを有人駅へ持っていけば缶バッジと交換できます。

最後のなぞ以外は順番通りでなくていいので、例えば藤が丘をスタート地点とする場合、

藤が丘→杁ヶ池公園長久手古戦場愛・地球博記念公園→八草→はなみずき通→藤が丘

といったルートが最短ルートとして考えられます。
最初に八草へ行く手もありますが、こっちのほうが問題パネルを写真に撮っておいて、八草→はなみずき通間の移動中に解くこともできるのでオススメです。

途中駅で改札外へ出る必要があるので、1日乗車券(800円)を利用すると運賃を抑えられます。

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なお、筆記用具は置いていないので持参する必要アリです。

 

 

杁ヶ池公園駅

Dのなぞ設置駅ですが、設置場所は駅構内ではなく、隣接するアピタ長久手店 2F南出入り口付近です。
といっても入ってすぐある訳でなく、左に少し進んだ先にあります。

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Dのなぞの難易度はちょっと高め。暑さもあって頭も回らず自分はすぐに解けず、とりあえず写真に撮って後で考えることに。
食料品コーナーでも行って涼めば解きやすいかも?

 

長久手古戦場駅

Cのなぞ設置駅で、こちらも設置場所が駅構内ではなく、隣接するイオンモール長久手 前棟2F出入り口付近です。リニモとの連絡通路を通り、施設内に入ってすぐ左手に設置されています。

Cのなぞの難易度はかなり簡単です。いきなりの難易度変化に戸惑うレベル。

 

愛・地球博記念公園駅

Bのなぞ設置駅で、最後に景品を交換できる有人駅のひとつですが、他の有人駅と違い窓口の営業時間が8:00-18:30であることに注意が必要。

設置場所は改札内階段横の壁に掲示されています。これまでの2駅とは設置方法が違うので最初は見つけづらいかも。

Bのなぞの難易度は高めです。この駅の問題はヒントもあるのですが、そもそもこのヒントの意味すら分かりづらいですね。視点を変えて問題に挑む必要がありそう。

 

八草駅

Aのなぞ設置駅で、有人駅です。

設置場所は改札外、窓口と券売機の間の壁に掲示されています。

Aのなぞの難易度はかなり簡単です。

 

ここから最後のなぞ設置駅のはなみずき通へ向かう訳ですが、問題が解けていない場合はイオンやアピタで涼みながら考えるのもいいですね。イオンにはスターバックスサンマルクコメダ珈琲が、アピタにはスターバックスマクドナルドなどがあります。

 

はなみずき通駅

最後のなぞ設置駅です。

設置場所は改札内コンコース。

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このかなり仰々しいブラックボックスの中に最後のなぞが設置されています。この駅がリニモでは珍しい相対式ホームで、改札内に広いスペースがあるために最後のなぞ設置駅に選ばれたのでしょう。

最後のなぞの難易度は簡単です。これまでのA~Dのなぞを解いていれば、その答えに沿って、最後の答えが導き出されるでしょう。

 

景品交換

このイベントの景品となる限定缶バッジは、藤が丘、愛・地球博記念公園、八草の各有人駅の窓口で交換できます。

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まとめ

イベントとしては移動ルートも単純で参加しやすく、問題の難易度もちょうど良い感じで楽しめました。

リニモは最近こういったコラボも無くて八草みずき推しが続いていましたが、こうやってコラボイベントが開催されるのは以前からリニモを追いかけていた者としては嬉しいですね。

欲を言えば景品をもっと豪華にとか、コラボグッズを発売するとかしてほしい気もしますが、今後もリニモ鉄道むすめ駅メモ、更に他の作品ともコラボしていくことに期待ですね。

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しろい モジ のみ よめ

CORSAIR VENGEANCE RGB PRO

CORSAIRのVENGEANCE RGB PROというメモリを買った

 

目次

 

買うまで

CORSAIRがCOMPUTEX TAIPEI 2018で発表していた新型RGB LED搭載メモリ“VENGEANCE RGB PRO”
PROとか言っちゃってるしどうせお高いんでしょ?とか勝手に思って、旧型のVENGEANCE RGBユーザーであるにも関わらず発売されたことも知らずにいたのですが、最近同じく今年のCOMPUTEXで発表されたPCケース“Crystal 280X”を購入したので改めて調べてみるとコレが案外お安い。

まあCORSAIRは割とPROを気軽に使うよなとか今更思ったりもしましたが、ケースを交換して以前使っていたNZXTのLEDストリップが使えなくなり、LEDの派手さが不足しているのもあって購入してみました。

 

 

メモリの仕様

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購入したのはホワイトの3,000MHz 2x8GBモデル。

2,666MHzモデルでも良かったんですが、数百円の差でしたし3,000MHzくらいはあったほうが良いかなと。レイテンシも2,666MHzが16-18-18-35なのに対し3,000MHzは15-17-17-35ですし。
とか言ってたら買った直後に3,200MHzモデルがその数百円差まで値下がりしてちょっとつらい訳ですが。
それでもVENEANCE RGBを買った時は3,600MHzでしたが5千円以上高く、低クロックモデルもPROほど安くなかったのでお買い得さは感じます。

搭載されているLEDは計10個。その全てを1個単位でカラー制御できます。

制御するソフトはCorisair iCUEが基本ですが、MSI Mystic Light Sync、GIGABYTE RGB FUSIONにも対応しています。VENGEANCE RGBだと使用できたCorsair LinkはPROでは非対応です。

 

搭載

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カラーは標準のエフェクトではなく1個単位でカラー指定している状態です。
近い色だからというのもありますが、ディフューザーのおかげで個々の色がハッキリし過ぎず中々美しいのではないかなと。

別途配線が必要でもないのでインストールは普通のメモリと変わりません。

 

ただ、色がハッキリ出ないのが問題になる面もあって、

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この画像、左側のメモリは上からRed,Green,Blue,Red……と1個単位で指定しているのですが、色が混ざり合い過ぎてイエローやマゼンタまでしっかり出てしまいます。
レインボーウェーブとかだと色が混ざって美しいですが、2色を交互に光らせたい時などには問題ですね。

 

VENGEANCE RGBとの光り方の違いはこんな感じ。

やっぱりアドレッサブルは良いですね。

動画で見ると色の繋がりが悪く感じるかもしれませんが、実際はもっと自然に流れます。

 

CORSAIRのLEDの傾向として濃い色が似合うような気はします。

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同社のLL140 RGBとも相性は良さげ。
写っているだけで計52個ものLEDを搭載し、更にそれを個別制御できるというのだから凄いですよね。

Corsair LL140 RGB Single Pack PCケースファン [140mm径 RGB搭載] FN1142 CO-9050073-WW

Corsair LL140 RGB Single Pack PCケースファン [140mm径 RGB搭載] FN1142 CO-9050073-WW

 

 

けどやっぱりメモリだけでは以前ほどの派手さにはならないので、さっさとCorsairのLEDストリップを買うべきかなぁ。

CL-8930002 [RGB LED Lighting PRO Expansion Kit]

CL-8930002 [RGB LED Lighting PRO Expansion Kit]

 

 

 

まとめ

RGB LED搭載メモリとしては安価な部類に入るこの製品ですが、発光部はかなり広く、10個のLEDを個別に制御できるというのはかなりオススメできるポイントです。
安価とは言ってはいるものの、LEDを搭載しない最安値帯のメモリに比べれは数千円高いのは事実ですが、ハイレベルな多色RGB LEDを体験できるという意味で数千円は高額ではありませんし、幅広い方に手に取っていただきたいメモリであると感じました。

フォトギャラリー

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CORSAIR Crystal 280X PCケースを買った

Corsair Crystal 280X -White- キューブ型PCケース CS7302 CC-9011136-WW

Corsair Crystal 280X -White- キューブ型PCケース CS7302 CC-9011136-WW

 

去年の11月にNZXT H700iを買ってからまだ約9ヶ月ですが、新しいPCケースへと買い替えました。

 

目次

 

購入するまで

H700iは以前ブログにも書いたようにまさに新時代のPCケースという感じで、最近はライティングシステムもHUE 2の発表により大幅な拡充がなされ、勢いに乗りまくっている製品ではあります。

ただ、実際に使い始めてからこのケースに似合うパーツを考えた時に、やはり同社のKraken X72Aer RGBでないとこのPCケースの魅力は引き出せないと感じ、NZXTよりもCORSAIRのRGB LEDパーツのほうが発光が好みだった自分には合わないと思って買い換えることに。
あと、ホワイト系パーツを多用している自分の環境には、ホワイトモデルでも内部がブラックのH700iは合わなかったというのもあります。

 

そこでホワイトのPCケースを探していたところ、CORSAIRから最近ホワイトで3面強化ガラスというMicroATXケースが発売されていたと知り、面白そうな構造だったので購入してみました。

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写真でも分かる通り内部が真っ白で、フロントファンのLEDががなり目立ちます。スモークガラスでフィルターも付いていて、LEDファンが目立ちづらいかも?と思いましたが、LL140 RGBはそれを物ともしない輝きですね。(PCIブラケットは標準がブラックなのでFractal Designの物に変えてあります)

 

 

内部構造

このケースの特徴がデュアルチャンバー構造であること。
電源ユニットやストレージベイが一般的なケース下部ではなく、マザーボード裏にあります。これによって裏配線スペースがかなり広くなる……構造ではありますが、つまり電源ユニット分の高さが無くなっているためその分手狭ですし、MicroATXなので尚更です。
更にこの構成だとスリーブケーブルが嵩張りますし、LL RGBの制御用にLighting Node PROも入れているので更に配線がひどい有様です。ただ、それでもまだ余裕はあるかなという感じはあります。

ちなみにLighting Node PROの設置位置はこんな感じに。

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このPCケースには280X RGBというバリエーションがあり、そちらに標準搭載されているLL120 RGBの制御用に同じくLighting Node ProとRGB Fan LED Hubが設置されていますが、そちらはフロント下部とボトム前方にそれぞれ設置されているようですね。

裏配線用ホールは必要十分用意されています。
MicroATXだと以下の画像で緑色の部分が基本的に使用可能です。

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中央のゴムグロメットはMini-ITX用ではありますが、最上端にファンのケーブルを通す程度の隙間はあります。
少し不可解だったのがボトム後方のホールで、ここが電源ユニットを積むとほぼ塞がれ、ケースのHD AUDIOケーブル程度の太さでも電源ユニットと干渉しました。ただ、一つ前方のホールを使えばいいので大きな問題ではないでしょうね。

 

 

冷却性能

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私の構成ではフロント吸気に140mmファン x2(LL140 RGB)、トップ排気に240mmラジエーターと120mmファン x2(AURAFLOW 240)となっていますが、リアにファンが搭載できず、どちらも強化ガラスの横を空気が流れるので多少のヌケの悪さは感じます。
ただリアのハニカムメッシュからも熱は逃げますし、トップを280mmラジエーターにしたり、ボトムにも120/140mmファン x2を搭載できるので、冷却性能に不安は感じません。

 

ただ、このケースの弱点と言えるのがHDDの冷却。
2つある3.5インチベイにCoolSpinのHMS5C4040ALE640、5,400rpmのST4000DM004と、載せているのはどちらも低回転のHDDにも関わらず夏場は50℃付近まで行きます。
標準的な手段で冷却性を強化するなら、何故か代理店の製品ページとかには書いていないんですが、この裏配線側のサイドパネルに120/140mmファンが設置できるので、それで一応空気の流れは確保できそうではあります。
ただHDDへ直接風が当たらないので効果はなんとも言えませんし、電源ユニットが大型だと取り付けも厳しいかと。
あとはこの3.5インチベイはリアからアクセスするのですが、リアのカバーがメッシュになっているので、小型ファンを設置するのも不可能ではないかな。

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まとめ

3面強化ガラスでデュアルチャンバーという独創性に美しいデザイン、デスクの上にも置きやすい小型さはかなり魅力的に思います。
MicroATXマザーボードの選択肢の少なさには悩むかもしれませんが、拡張性は3.5インチベイx2、2.5インチベイx3と基本的な構成には十分対応できますし、小型の魅せるPCを組みたいけど、実用性も捨てがたいという時にはかなりハマるケースではないかなと思います。


今後はLEDストリップを追加したりCPUクーラーをH115i PRO RGBにしたいなぁとか思ってますけど、結構高い上にファンをLL140 RGBに換装したいから出費が・・・という感じ(LL140 RGBは1基余ってるけど)。
ただメモリは勢いに任せて新型のVENGEANCE RGB PROを注文してしまいました。届いたらまたブログ書くかも。 

↓↓↓書きました

kurokamina.hatenablog.com

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フォトギャラリー

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ついでに24pinケーブルのコームを増やしました

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Type-C充電器にOTGアダプタを挿すと普通のUSB充電器になる?

目次

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はじめに

最近カーチャージャーをQuick Charge 3.0対応Standard-Aポート x1,USB Power Delivery対応Type-Cポート x1の製品に買い替えて、Standard-AポートにQiチャージャーを接続し、余ったType-CポートでiPadとかモバブを充電するという使い方をしていたのですが、同乗者が充電したい時に余っているのがType-Cポートなのはちょっと面倒ですよね。

iPadやモバブ用に変換ケーブルは用意していますが、前者は純正ケーブルがちょっと安くはなったけど約2,400円と、たまに車で使う程度だとコスパが悪いので、サードパーティ製ケーブルを使用しています。

問題はこのケーブルで、記事を書いている時点でAppleはUSB-C(USB Type-C) to LightningケーブルのMFi認証を開始していないため、現在販売されているサードパーティ製ケーブルは今後のiOSアップデートで使えなくなる可能性がありますし、そもそも安全性の面で不安もあります。
自分で使うならそれも納得して使えますが、友人が使うとなるとこんな事で面倒は起こしたくないので、Type-C Plug to Standard-A Receptacleのアダプタを挿して通常のUSB to Lightningケーブルを使えたら良いんじゃないかと思いつきました。そうすれば、もし同乗者がケーブルは自分の物を使いたいとなっても対応しやすいし。

まあそんな事をしても安全性はどっちもどっちな気はするので、早くAppleが認証を始めてくれるか純正品を買えば良いんですけど…

実は使用している3連シガーソケットにUSBポートがあり、裏側で使いづらいものの短い延長ケーブルでも挿して表に出せばUSB規格上の話は置き使いやすくはできるのですが、Type-Cを使えるならそのほうが面白いのでとりあえず試してみることに。

 

 

テスト環境

・Type-C OTGアダプタ

AliExpress.com Product - Baseus TYPE C Male to USB Female Cable Adapter Converter For USB C to USB ( Male to Female ) Charger Plug OTG Adapter Converter

BaseusのアダプタをAliExpressで購入しました。

カーチャージャーもBaseusなのでデザインの統一性を考えた選択ですが、Baseus自体USB規格的に限りなくブラックに近いグレーというかもうブラックな製品も多いので、下手に他社の製品を使わないほうが上手く動くんじゃないかという考えもなくはないですね。
BaseusにはUSB3.1の製品もありますが、少し大きいので今回はUSB2.0にしました。

規格に関するブログ記事でそんな怪しいメーカーの製品使うなとか、何でUSB2.0のアダプタ使ってんねんと思う方もいらっしゃると思うので、その怒りに任せて僕の欲しいものリストにあるUSB IF認証済のアダプタを送りつけていただければテストします。

https://www.amazon.co.jp/hz/wishlist/ls/3K62QGZWJGGCS

 

・Type-C充電器

チャージャーは今回AnkerのPowerPort I PDを使用します。

車内よりはテストしやすいですし、Baseusで揃えるよりは動作に関して参考になるかなということで。

目立った表記はされていませんが、USB IF認証を受けています(TID 1000132)ので、Type-Cポートの動作に問題はないでしょう。

 

・USBテスター

 

・ケーブル

 

スマートフォン

Samsung Galaxy S7 edge SC-02H

 

 

検証

充電器とアダプタの間にチェッカーを挟み、接続するスマホのバッテリー残量は50%近辺という状態で計測します。

 

・計測結果

5.07V 1.48A

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計測した数値はUSB BC1.2準拠の5V 1.5A通りであると言える結果となりました。

 

ちなみに、アダプタではなくType-C to Micro-Bケーブルを使用した場合、何故か5.07V 1.67Vという結果で、他の機器の場合もアダプタのほうが電流が小さくなっていたので、できるならば変換ケーブルを使ったほうが少し充電は速いかもしれません。

ただ、iOSバイスについては5V 1A付近で変わらずでした。

 

 

まとめ

結果としては普通の最大1.5AなUSB充電器になるということでした。
現状このような組み合わせはメーカーも想定していない場合があり、もう少し様子を見てから使いたいと行った私自身も思いますが、今後はType-CだけのPCや充電器等も増えてくると思うので、そういった時に参考になればと思います。

Anker PowerPort I PDレビュー

今回はUSB PDに対応するUSB Type-Cポートも搭載するAnkerの5ポート充電器のレビューです。

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スペック

PowerPort I PDは5ポートUSB充電器で、最大の特徴としてはUSB Power Delivery対応Type-Cポートがあるところでしょう。
ポート数は

  • 1x Type-Cポート(最大30W)
  • 4x Standard-Aポート(1ポート最大2.4A,4ポート合計30W)

となっています。

 

充電速度

Standard-Aポートからの充電速度を、USBテスターを使用して計測します。

充電する機器は以下の3つ

  1. Samsung Galaxy S7 edge SC-02H
  2. SONY CP-R10S
  3. Apple iPad Air

ケーブルについてはAnkerのPowerLine Micro USBケーブル(1.8m)およびApple純正Lightningケーブルです。

計測結果

結果としては電圧は全体的に低め、電流はiPadが高出力となりました。
追加のテストとして、Samsung Galaxy S7 edgeにType-C to Micro-Bケーブルを使用して、この充電器のType-Cポートから充電した際の出力についても計測しました。

  • 5.07V 1.67A

Standard-Aポートの約7.02Wに対して、Type-Cポートは約8.47Wとなり、1.2倍程度になっているので、機器によっては変換ケーブルで充電したほうが速いかもしれません。そもそもS7 edgeはQuick Charge対応なので、充電速度を求めるならこの充電器を使う理由はあまりありませんが。

 

総評

最近はType-Cポートを持つデバイスが多くなってきたものの、モバイルバッテリーなど多くの機器は今でもStandard-Aポートから充電することが多く、そのような場合にType-CポートはUSB PDで急速充電、Standard-Aポートは2.4Aまでの急速充電ができるのはかなり便利です。

スマホタブレット、モバイルバッテリー更にはPCまで、多くのデバイスを利用している方にはこれ1台で済ませることができるのでおすすめですよ。

 

USB PD対応チャージャーでmicroUSB機器を充電するとどうなる?

目次

 

まえがき

時代はUSB Type-C、そんな感じになってきたこの頃ですが、そうは言ってもmicroUSBポートを持つ機器はまだまだ現役です。
しかし、例えばQuick Chargeで揃えていた充電器類を買い換えるとなった時に、あまり長く使わない可能性のあるQCより、USB PD環境のほうが多用途ではあるのでPDで更新していくことにしました。
(Type-CでもQCが使える製品は多いですが、最近QC環境でトラブルが出たので敬遠したかったのもあります。)

 

とはいえmicroUSB機器でType-Cポートを利用するのは一般的ではないですし、基本は5V2Aもあれば十分だろうとStandard-Aポートを利用するつもりでしたが、ここで疑問が浮かびました。

Type-CポートでmicroUSBデバイスを充電するとどうなるの?

普段は暇つぶしでType-Cの仕様についてよく調べているような僕ですが、実機でテストしたことはありませんでした。
そこで、充電器に加えこの疑問を解消するために必要な製品も購入してテストしてみました。


なお、このブログの内容通りの動作になるという保証はいたしかねます。
また、内容について間違いがありましたらコメント等をいただければ幸いです。

 

検証機材 

チャージャー
Anker PowerPort I PD

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30WまでのUSB PD対応Type-Cポート x1と、PowerIQ対応Standard-Aポート x4の計5ポートを持つ充電器です。まだ発売されて日が浅いですが、同機能のPowerPort+ 5が2年以上前に発売されていて基本的には同じものでしょうし大丈夫かなと。というか筐体をコストカットしただけか?

 

ケーブル

サンワサプライ USB2.0 TypeC - microBケーブル 2m KU-CMCBP320

サンワサプライ USB2.0 TypeC - microBケーブル 2m KU-CMCBP320

  • 発売日: 2017/04/01
  • メディア: Personal Computers

Type-C to Micro-Bケーブルなので、Type-CポートからmicroUSB機器を直接充電できます。
USB Type-Cケーブルは結線や抵抗の仕様で悪い噂も聞きますし、USB IFによる認証を受けた製品を選びました。
Type-CプラグA1,B1,A12,B12の各ピンとA5ピン間に5.1kΩ抵抗が使用されているだけの仕様通りなケーブルであることが確認済みです。

 

スマートフォン
Samsung Galaxy S7 edge SC-02H
USB Micro-B端子を搭載しQuick Charge 2.0に対応していますが、今回はQC関係ないですね。

 

USB Type-Cテスター 

双方向の給電に対応していてUSB PDでも問題なく使えるようだったのでこれに。まあ今回はPD関係ないですが。あと欲を言えば積算電力とか表示できれば良かったけど。

 

 

テスト

前項で紹介した機器を以下の順で接続して検証します。

  1. PowerPort I PD
  2. USB-C 電圧・電流チェッカー
  3. USBケーブル
  4. Galaxy S7 edge

 

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測定結果は5.07V 1.67Aでした。

このテストを行う前にUSB Type-Cの仕様書を読んだりして、今回の場合USBによるバッテリー充電の標準規格USB BC(Battery Charging)の規格値1.5Aになるであろうという予測を立てていましたが、この1.67Aという値がそれであると断言するには少し高い気がします。

そこで、AnkerにType-Cポートの仕様について確認したのですが、返答としては「Type-CポートにType-C以外の機器を接続した場合はUSB BC1.2準拠で最大1.5Aの出力になる」という回答でした。
テスターの数値を信じるならば1割以上高出力と言えますが、これは規格の範囲内なのだろうか。

 

ちなみに、現在のところ一方がType-Cでもう一方がStandard-A(Type-A)やMicro-Bといったレガシー規格(miniUSB除く)のUSBケーブルでは標準の給電規格としては1.5Aが最大ですが、標準規格によらない給電規格も考慮して、USB IFによる認証を受けるには3Aに対応している必要がありますので、多少超える程度でしたらケーブルについては問題はないでしょう。
(規格上1.5Aまでとなっているのに「3A対応」を謳って販売しているケーブルを問題視する動きもありますが、前述の通りUSB IFはケーブルを3A対応で作りましょうと言っている訳で、1.5A対応と表記するのもそれはそれで問題でしょうし、この辺りは難しいところですね。)

 

今回はUSB BC規格準拠のType-Cチャージャーのためこの結果となりましたが、一部のType-CチャージャーにはUSB BC非対応のものがあります。この場合、規格上はType-CポートがUSB3.xであれば900mA、USB2.0であれば500mAとなることが予想できますが、実際に試していないので何とも言えませんね。

 

 

追加で現在使用しているモバイルバッテリーへの充電についても計測してみました。この項はスキップできます

 

  • 5.09V 1.28A:SONY CP-R10
  • 5.09V 1.28A:SONY CP-F10LA

 

どちらも仕様はINPUT:5V 1.5Aですが、結果としてはどちらも同じで少し低めの数値となりました。SONY以外の製品でも検証できればよかったですが、SONY以外にmicroUSBポートを持つモバイルバッテリーを使っていなかったのでとりあえず2製品で。

ちなみに、後者については充電器に接続されている場合にスマートフォン等を先に充電し、充電完了後にモバイルバッテリー本体に充電するというチャージスルー機能を搭載しているので、2ポートあるUSBポートから給電しながらの数値も計測してみました。

給電先の機器別の数値です。

  • 5.09V 0.87A:Galaxy S7 edge
  • 5.09V 0.83A:CP-R10
  • 5.07V 1.35A:Galaxy S7 edge + CP-R10

 

信号をスルーする仕様ではないのもあり、Type-Cポートに直接繋いだ場合より充電速度は低下しています。
2機器へ同時に給電している際には1.28Aを超えているので、仕様としてはそれ以上を要求できるものの、バッテリー充電時には1.28A超を必要としていないのでしょう。

このモバイルバッテリーの検証については、1.5Aに達していないのはモバイルバッテリー側の仕様とみられるので載せようか迷いましたが、USB BC準拠の動作をしていると確認するための情報は多いほうが良いかと思い載せました。


      長々と参考になるか分からない文章が続きましたが、Anker PowerPort I PDを使用した場合の私の見解は
Type-CポートからmicroUSB機器を充電するとUSB BC1.2準拠のUSB Standard-Aポートと同じ動作になる
です。

もっとテキトーに言ってしまえば、

最大出力1.5Aの充電器になる

でしょうか。
まだ個人的に納得できていない部分もあるので、今後も検証は続けたいと思います。

 

 

まとめ

USB PD対応チャージャーのType-CポートでmicroUSB機器を充電する場合、機器により多少の誤差はありますが、双方の機器がUSB BC対応であれば5V 1.5A付近で給電されるという結果になりました。
基本的にはこのような使い方をする必要性はありませんが、今後Type-CポートのみのチャージャーやPC、モバイルバッテリーを使用する際などに参考になればと思います。